あとがき
何とか形になりました。かなり荒があるとは思いますが、KPのカバー力に期待します。北海道中山間部のあの異郷感を意識したつもりです。もうちょっといろいろなものを組み込めればよかったのかもしれないですが、あんまり複雑になっても困るので(自分が)まあこのくらいで…。
今回もいろんな方にお手伝いしてもらいました。テストプレイにるう、みついし、たまゆき、りにぃ、krom。るうには装丁等のデザイン面でかなり手伝ってくれました。ありがとうございます。
(あんのん)
神話生物よりは狐狸妖怪魑魅魍魎の方がよほど身近だ。本当に恐ろしいのはどこにいるとも知れないどこかの神様ではなく日常に潜むなにかだと、私は思います。
さらにはゲームとしてもよく知られたどこかの神様にご登場頂くよりも名も知れぬ烏合の衆を呼び出した方が、PLとして予備知識をゼロに近づけることができる。得体の知れぬ何かと対峙することこそがCoCの真の面白さと私は考えるわけなのです。
そこで日常に潜むなにかを自ら作り上げることでPCのSANをPLのそれごと削り取ろう、と考えたわけです。
とはいうものの、実のところは単純に日常に潜む恐怖を描くのが好きなだけで、それをCoCのシステムに載せただけなんです。シナリオを楽しみついでにあなたのSANが削れていれば幸いです。
(たまゆき)
熊肉にも筍鍋にもありつけませんでした。僕はテストプレイ以外では、この本を本の形にするお手伝いをしたくらいですが、なかなか見やすい構成にするのは素人には難しいですね。シナリオなりリプレイ本はどういう構成が多いんでしょう、横二段組とかかな…文庫のSWリプレイっぽく縦組みもありなのかな…そういうところばかり気になります。なにより次に本を作る機会には、ぜひシナリオ制作等のコンテンツ本体に関わりたい所存です。GM童貞なんでそういう経験も積んでおきたいところです。
(るう)